日本NFT美術館主催展示投票1位を獲得!
音と光を操る、多才なアーティスト
オーケストラ作曲家で画家でもある、Mahoさん。
日本NFT美術館主催展示投票1位を獲得したMahoさんは、
NFT作品のオークションでも人気で、
なかなか手に入れることができないほどの人気のアーティストです。
今回はそんな現代の美人画家としても、注目されているMahoさんにお話を伺いました!
アート活動歴
<作品出展>
東京展(東京都美術館)、九州NFT展示会(キャナルシティ、博多マルイ、FLAME佐賀)、出現画廊(8月、3月)他多数
<受賞歴>
第2回きれカワGP優勝、日本NFT美術館主催展示投票1位、NFTJPN 第5回プレ運用 海外紹介作品推薦獲得
Maho official Website:https://mahorobart.com/
NFTJPN Maho特集ページ:https://nftjpn.notion.site/Maho-0d4dcabcacb74eadb98d3d15fbe20e48
きれカワインタビュー記事:https://www.kirekawa-gp.com/?p=952
独学で始めた絵画を見出される
ーMahoさんはアーティストとしては珍しい経歴の持ち主だと伺いました。
私は、私のうちにある感情や情景を音とアートで表現する、オーケストラ作曲家で、画家です。
元々音楽から想像した絵を描いていました。
最近は原点に立ち返って、自分が描いた絵から音楽を作曲して一つの作品とするSinfoniart、
音楽から絵を描くMusicaulartを展開しています。
ー他にはどんな作品を手掛けていらっしゃいますか?
光の中の天使を描いたEl Collection、私の内に秘めた忘れたくない・忘れてはならない情景を描くMemento Series、
美しい女性の瞳を題材にしたEyes on Collection、
私に芽生えた一瞬の感情を捉えて描いたLineark Collectionなどの作品があります。
ー元々は絵よりも音楽の方に親しみがあったとお聞きしています
元々はアクセサリー作家をしていたんです。
イベント展示の時にアクセサリーに合わせて、
ディスプレイとして描いて飾っていたキャンパス画や
アナログの線画イラストが私のアーティスト活動の始まりです。
段々と「これも売り物ですか?」と聞かれることが増え、
その絵を見てギャラリーさんからお声がかかるようになりました。
それで絵の方も力いれてみようかなと思い、
アクセサリーと絵を並行して活動するようになりました。
ーそうだったんですね!その頃はどのような絵を描いていたのでしょうか?
始めは印象深かった夢を描いたキャンバス画と、
クラシック音楽をイメージして描いた音楽想像画を主に描いていました。
油絵、線画、アクリル画について本で独学で学びつつ、少しずつ今の私の画風が形作られていきました。
音楽家として活動も
ー本で独学したとは思えないですね!幼少期から音楽にも触れていたんですよね?
小さい頃から音楽に触れ、高校生までピアノを習っていました。
コンクールに何度も出場し、賞を頂いたこともあります。
それから時が経ち、沢山の音楽に触れる中で、とあるゲーム音楽に出会いました。
ゲームのストーリーはとても哀しくて切なかったのですが、
そのクライマックスに流れた音楽は、私の感性を強く刺激しました。
そのゲームの持つ世界観が、病気で療養の中でも、
私なりに支えなければならない存在がいくつかあった心境に響いたのだと思います。
ーその時はまだ、絵と音楽は別々の活動だったのでしょうか?
ちょうどコロナが流行し始めた時、
療養中に家の窓から外を眺めて、空を飛ぶ鳥や行き交う人々を眺めていたんです。
そのとき、ふと明日なにかあっても人生に悔いを残したくないと思いました。
私はもともと音楽の道に行きたかったのですが、
私を表現するには絵だけでは足りないともずっと感じていました。
欠けたピースを求めていた気がします。
自分ができるところまでやってみた何かを、
形として残してみようと思った時、思い浮かんだのが作曲でした。
ー作曲の知識はあったのですか?
私は弾くことはできても音楽教育というものを受けてはいなかったので、楽典なども楽器法も何もかも知りませんでした。
そのような時にたまたま知り合えたクラシック作曲家の方に、
基礎の基礎から和声を教えていただき、毎日睡眠2~3時間ほどで猛勉強しました。
ーとてつもない努力をされたんですね。
そのクラシック作曲家の方とは途中で離れたのですが、
その後今の師に出会いました。
そこからは絵を描きながら夜中も勉強をする日々を送りました。
療養、絵と音楽の勉強、この三輪は正直とても大変でした。
しかし努力の甲斐あり、今の先生に弟子と認めてもらうことができました。
その後の作品達で「作曲家と胸を張っていい」と言ってもらえたときは、とても嬉しかったです。
そして、現在に繋がっています。
光と音楽が作品の源
ーMahoさんの作品のコンセプトを教えて下さい。
私のアートは、音楽も絵も、私の内から湧き出てくる思いが源泉となっています。
素敵な思い出、過去に経験した出来事、様々な感情。
それらが形となって、私の作品を形作っています。
ー最近は天使の作品が話題になっていますよね。
最近は、光の中の天使を描いたEl Collectionの製作を手がけています。彼女達を描くに当たり、美しいだけではなく、様々なテーマがあります。
例えば、最新作のManaelのほっぺには、うっすらとそばかすがあるんです。
光に照らされた彼女は、可愛くて優しく人に微笑みかけます。
ーそばかすにはどんな意味があるのでしょうか?
そばかす、ほくろ、コンプレックスではなく、チャームポイント。
そんな彼女達のかわいらしさを描きたかったのです。
実はそれは過去の私が指摘されて傷ついてきたことでもあります。
そしてそれを乗り越えて素敵なところなんだと思えるようになったことから作品が生まれています。
乗り越えさせてくれた方々にも感謝で一杯です。
ーMahoさんといえば、「光」も欠かせないですよね。
そうですね。私の大元のコンセプトである【光】を表現するのも意味があります。
私にも闇や暗い部分があると認識しているからこそ光を表現したいと思っています。
光は希望です。
私はまばゆい光の中で一点曇る闇を描きたいのではないんです。
暗闇の中に小さくても灯る光が人には必要で大切だと思っています。
希望と感じてほしい
ーどんなアーティストになりたいですか?
私は音と色を使ったアートを通して、希望を感じてもらえるアーティストになりたいです。
言い換えれば、私自身も常に希望と救いを求めて生きているのだと思います。
ですから私のアートを好きだと共感してくれる方々は、
私の中でファンというよりも共感してくれる「共感者」だと感じています。
その「共感者」の感覚には、とても励まされるのです。
ー作品を描くときに気をつけていることはありますか?
私が作品を描く上で気をつけているのは、
『辛いときは描かない。描けない時は描かない。嘘は描かない。』ことです。
時には作品が描けないこともあります。そんな時に無理して作品を描いても、私が私を表現することはできません。
無理矢理描いた作品は、私の中で嘘になってしまいますから。
ーどのような思いで描いているのでしょうか?
以前、知り合いの画廊さんに「アートは『新しさの追求』『メッセージ性』」だと教わったんです。
私は、私の中に湧き出たメッセージを絵や音で表す表現者です。
実は、作品を描く時も『Memento Series』を描くときは、
メッセージが本物であるために、
作品作りの前に心を空にした上でその世界で満たし、雑念やごまかしが入らないように心がけています。
また、美人画の”Eyes on collection”では、絵の中に描く美人と対話しながら描くため、他の人の言葉が入らないようにしています。
ーアート活動をするうえで影響を受けた方はいらっしゃいますか?
私の母です。
私の母は祖父から『芸は身を助く』と育ってきました。
そんな母の元でジャンル問わずいろいろなアートについて触れさせてもらい、お話してもらったことが私の大切な土台になっています。
とくに私の音楽には、母が好きな映画音楽が多大なる影響を与えました。
「ひまわり」「風と共に去りぬ」「太陽がいっぱい」「シェルブールの雨傘」
音楽を聴けば印象的なシーンとシナリオが頭に浮かぶその様子を、
私は”自分の音楽と絵と解説で再現しているのだ”と最近気が付きました。
あとはゲームではゼルダの伝説にとても影響を受けました。
ーNFTを始めたキッカケを教えて下さい。
私の家族がNFTの存在を教えてくれました。
全くわからないところからのスタートだったので、いちから調べて出品するまで大変苦労しました。
ーそうだったんですね!では、NFTを始めてよかったことはありますか?
私の作品を愛してくれる人達に出会えたことです。
きっかけはNFTですが、NFTだからというわけではなく、ただ作品を見て素晴らしいというだけでもなく、
その先にいるアーティスト、Mahoを見て、素晴らしい作品だと言ってくれることが本当に嬉しいです。
そんな方々に支えられて今の私があります。
ーでは、NFTを始めて困ったことはありますか?
NFTは、一般の人にアートを浸透させ、多くの人に作品を見て貰うきっかけになったと思います。
けれど、投資的側面も強いと感じています。
純粋にアートを見て貰えていないと感じることや、実際にそのような発言をされたこともあり、私の中で落ち込むことや葛藤はありました。
そんな中で、私のアート作品を好きだと言ってくれる人がいることが活動の支えになっています。
ーアートワーク以外で好きなことは何ですか?
私が好きなのは、動物とふれあうことと、寝ること、歌うことです。
昔私は、犬やインコ、金魚と暮らしていました。
私が辛いときには、寄ってきて胸に飛び込んできてくれたり、お喋りをして癒してくれました。
寝るのはとっても好きです。陽の当たる縁側で、ぽかぽかと横になってお昼寝するのがとても気持ちいいです♪
夢の中で見た光景も創作にインスピレーションをくれるので夢を見ることも好きです。
歌は、私のライフワークでもあります。
そのうちなんらかの形でお披露目できると嬉しいなと思っています。
ーそれはとても楽しみですね!夢や今後チャレンジしたいことはありますか?
私の作曲した曲がどこからか流れてきたり、絵本や音楽の本の挿絵になっていたら幸せです。
あと本物のオーケストラ団体に演奏される機会なんかあれば最高ですね!
ー最後にこのインタビューを読んでいるみなさんに伝えたいことはありますか?
これからは、NFTに限らず色々な場所で作品を見て貰えるように、活動の幅を広げていきたいと思っています。
是非私の活動をこれからも応援して貰えると嬉しいです。